CASE STUDY

INTER BEE IGNITION

あらゆる枠や制限を超えた空間が想いに火をつける
バーチャル空間から生まれた未来への第一歩

  • 実際に運営して見えた、バーチャルイベントの可能性
  • 登壇者、視聴者共に楽しめるバーチャルイベントを作るには
  • 登壇者目線で振り返るバーチャルイベント

2020年は新型コロナウィルスの流行を受け、多くのイベントがオンライン形式での開催となりました。オンライン開催のイベントは移動もなく、感染リスクもなく、より効率的な情報交換を可能にしましたが、一方でイベント参加者間に流れる一体感の演出難易度を大きく上げました。「アフターコロナ」、「ニューノーマル」といった単語も多く聞かれるようになり、それぞれが新しい時代のイベント開催に難儀する中で、答えはないながらもいち早く新しい形のイベントに挑戦したのが「INTER BEE IGNITION」です。
2020年開催の「INTER BEE IGNITION」は、「NEUTRANS BIZ」内のバーチャル空間にセッション登壇者を集め、セッションを行う様子をWebブラウザ上で観覧可能にしました。「NEUTRANS BIZ」で開催された4つのセッションは延べ2,500名以上が視聴という実績に。
今回はSynamon社内でこのイベントの企画、運営、サポートを担当したBusiness Development Managerの前田と、同じくBusiness Develop Managerの八木に話を伺いました。後半には、「INTER BEE IGNITION」プロデューサーである株式会社HEART CATCH 代表取締役 西村真里子氏をはじめ、実際にバーチャル空間内でセッションに登壇した参加者の皆様から頂いたコメントを全文掲載していますので、ぜひご覧ください。

実際に運営して見えた、バーチャルイベントの可能性

「Inter BEE IGNITION」、とても先進的な取り組みでしたね。まずは改めて、今回のイベントやセッションについて概要をお聞かせいただけますか。

前田:今までにないユースケースだったのでかなり緊張しました(笑) イベントについてですが、今回「NEUTRANS BIZ」が採用されたのは、国内最大級の放送、配信技術展示会である「Inter BEE」、その中でも特に先進的な映像技術を取り扱う企画である、「INTER BEE IGNITION」内の複数セッションです。

八木:事前にバーチャル空間内で録画するセッションもあれば、遠隔地から登壇者が参加した上でバーチャル空間内の様子をリアルタイム配信するセッションもありましたね。後者はテレビ局で働くZ世代(1990年後半以降に生まれたデジタルネイティブな層)を中心に登壇していただき、テレビの未来、そのイグニション(点火)についてディスカッションをするというものでした。

「INTER BEE IGNITION」において「NEUTRANS BIZ」が使用されたシーンをまとめたPV

とても面白い企画ですね!今回はどのような背景で「NEUTRANS BIZ」が採用されたのでしょうか。

前田:前提として、「新しいイベントの形を考える」というベースはあったように思います。現在多くのイベントで採用されているようなWeb会議ツールを使って開催するという手段ももちろんありますが、それだとイベント独特の熱気が演出できない課題がありました。「どうやったら盛り上がるか」を軸に考えた結果、バーチャル空間内で開催するに至ったよう感じですね。

確かに、バーチャル空間内の盛り上がり方は液晶越しに見ていても熱気が伝わってくるような感覚があります。この熱気の演出もそうですが、今回のイベントでお二人が「よかった」と感じる部分などありますか?また、改善点もあればお聞きしたいです。

八木:まず良かった点について。これはテレビ局の皆様に参加していただいたからかと思いますが、とにかく空間の使い方が勉強になりました。写真を額縁の3Dモデルで飾り、空間に並べるなどでバーチャル空間をスタジオのセットのように活用していて…。


登壇者の写真を飾った額縁の3Dモデルを空間に配置

前田:あの活用方法、良かったですよね。演出や、視聴者から見た視線に対しての意識の高さを感じました。これは内容的な話になりますが、個人的には「テレビをイグニションする」という大本のテーマがとても良かったと思います。そこにバーチャルならではの機能である3Dモデルや360度画像の共有が加わり、参加者それぞれが刺激を受けながら、テレビの進化について熱意をもって語っているのが伝わってきました

八木:3Dモデルや360度画像、動画の共有はバーチャル空間外の視聴者から見ても興味を引く演出になっていると思いますね。また、今回の活用で、「イベントでも使える!」といった手応えを感じることができたのは非常に良かったです。ただ、数名バーチャル空間へのアクセスに時間がかかってしまうなど手間取っている様子は見受けられたので、この辺りは今後改善していきたいですね。

機能改善は今後取り組んでいきたいですね。先ほど「バーチャルならでは」という表現が出てきましたが、その価値や可能性について、お二人の見解をお伺いしたいです!

八木:まず価値として挙げられるのは「一体感」でしょうか。全員アバター姿とはいえ、実際に体験してみると参加者の方達と同じ空間にいるような高揚感が生まれるんですよね。実際に現実空間で集まることなく、この感覚を味わえるのは新しい体験だなと思います。

前田:祝祭性みたいなものがありますよね。バーチャル空間ではありながら、イベント後にも後夜祭のような余韻が残る。この感覚は他Web会議ツールでは味わったことがないです。

八木:VR技術によって体験を共有しているからなのかもしれませんね。今のウェビナーやオンラインイベントにマンネリを感じている方にはぜひバーチャルイベントもご検討いただきたいなと思います(笑)

お二人のおっしゃること、非常によくわかります(笑) せっかくなので、今回バーチャルイベントの運営に携わった経験を元に、今後バーチャルイベントを運営する方へのアドバイスをお願いできますか?

前田:とにかく素材は多いに越したことはないですね。先ほどもお話に上がりましたが、3Dモデルや360度素材はバーチャルならではの要素になるので特に意識して集めた方がいいと思います。

八木:あとは、空間内でコミュニケーションが発生している場所を放送することですね。バーチャル空間内で会話している様子は一般的なWeb会議ツールで行われている会話より非常に表現が豊かで、空気感が伝わるものになっているので。一人で話す様子よりも、コミュニケーションの様子を配信するのがおすすめです。


360度映像の中で資料を共有し、ディスカッションをする様子

前田:八木さんの意見に加えて、2D画面への配信の場合は「視聴者はバーチャル空間の外側にいる」という意識を忘れてはいけないと思います。これは今回テレビ局の皆さんから学んだことでもありますね。

八木:元も子もないようなことを言いますが、根本は企画力勝負だと思います(笑) 内容のあるものを、面白い画で作る。その手段としてのXR技術というか…。

前田:そうですね(笑) バーチャルイベントと聞くと敷居が高いと感じる方も多いかもしれませんが、実際にやってみると、これまでリアルでやっていた内容をバーチャル空間という「場」に移すだけでそれほど難しいことはありません。準備や片付けなどの面に関してはバーチャルの方が楽だったりします。

八木:今回の「INTER BEE IGNITION」の取り組みを皮切りに、多くの企業でこのような先進的なイベントが開催されたら嬉しいなと思っています!


左から八木、前田

八木さん、前田さん、ありがとうございました!

登壇者、視聴者共に楽しめるバーチャルイベントを作るには

前田、八木の話を元に、「NEUTRANS BIZ」を使って今後バーチャルイベントを開催する場合のコツをまとめました。今後バーチャルイベントを運営したいと考えている皆様のお役に立てれば幸いです。

・スイッチングカメラ(複数カメラの切り替え)機能を使い、複数のアングルからバーチャル空間内の様子を映せるようにしておく

・ズームイン、ズームアウトやカメラの移動など凝った演出は最低限にとどめる。あくまで画面外の視聴者の見やすさを優先する

・アバターが動き、コミュニケーションを取っている様子を中心に映す

・360度画像、映像、3Dモデルなどの「バーチャル空間ならでは」の演出を用意する

・画像やモデルの素材は多めに用意する

・PDFコピー機能を使い、画面の華やかさを演出

・エモーション機能を使い、登壇者の反応をさらにわかりやすくする


配信したバーチャル空間の俯瞰図。資料や3Dモデルがいたるところに配置されている

登壇者目線で振り返るバーチャルイベント

「INTER BEE IGNITION」内セッション、XRピッチ・チャレンジ :「テレビ局Z世代が考えるテレビのイグニション 」にご登壇いただいた皆様のコメントを全文掲載いたします。
本セッションは2021年2月末までの期間、下記リンクからアーカイブ視聴も可能ですので、ぜひ併せてご覧ください。(要登録・ログイン)

XRピッチ・チャレンジ PART-1:「テレビ局Z世代が考えるテレビのイグニション 」(RKB毎日放送、静岡放送、テレビ東京)

XRピッチ・チャレンジ PART-2:「テレビ局Z世代が考えるテレビのイグニション」(テレビ朝日、日本テレビ、フジテレビ、毎日放送)

 

■INTER BEE IGNITIONプロデューサー/株式会社HEART CATCH 代表取締役 西村 真里子 様

・「バーチャル空間でのピッチ」が成立するのか?操作に気を取られて登壇者の集中が途切れちゃうのではないか?

・「完璧な空間・絵」を作ることに長けているテレビ局の方々が相手にしてくれる空間になりうるのか?

・登壇者だけで盛り上がってコメンテーターや視聴者をおいていってしまうことにならないか?

・そもそもこの「バーチャル空間上でテレビ局若手がテレビの未来についてピッチする」企画自体に乗ってくれる人がいるのか?

などなど不安があったのですが、結果としては登壇者、コメンテーター、ガヤのみなさまの熱量とSynamonメンバーのVR愛溢れる対応で、INTER BEE IGNITION @ NEUTRANS BIZはグルーヴ感に溢れ、未来を生み出すポジティブなパワーが充填された空間となりました。一週間経った今でもあの空間で味わった高揚感が残っています。

アバターの方が人間性が見える・魂が曝け出されると噂では聞いてましたが、それを自分ゴト化できたことは得難い体験です。また、完成されていないバーチャル実験場に放り出されたようなものなので、作り上げている人全員の共助・横とのつながりが強調されたように感じます。

これからも、未来を考えるセッションやチームビルディングの際にはSynamonを活用させてもらおうかな、とも思っています。

局・会社の枠を超えてみんなで作り上げた今回のINTER BEE IGNITION XRピッチ @ NEUTRANS BIZを誇らしく感じています。

 

■Forbes JAPAN Web編集長 谷本 有香 様

これまでSFの世界の中だけでしか楽しめなかったテレポーテーションやタイムマシン。勿論、これは数学や物理の世界で証明をされることが近い将来叶うかもしれませんが、それを待たずして、この高次元空間が体感できるとは!

VR空間は見ているだけではなく、自らがその世界の中に立ってはじめて「経験」できるものだと知ったことは大きな気付きになりました。

普段の習慣的な動作(メモを取る、水を飲む)などがあの空間の中で(物理的にも)できるようになったら、この世界の中から益々離れられなくなりそうだ、と参加させていただいた2日間感じておりました。

貴重な体験を有難うございました!!

 

■日本テレビ放送網株式会社 情報・制作局 宮下仁志 様

「凄いカオスですよ!」と前評判を聞いていたので映画「パーフェクトストーム」並の凄い混沌を予想していましたが(笑)思ったよりも整っていて、XRの映像的刺激にやられてみなさんが、負けじとやりたい放題の感じになるかと思いきや、肉体から離れて脳だけが空間に浮いているかのような、神の視点を得たような感覚にたびたび陥り、感性が少しずつ変容して研ぎ澄まされていくような体感をしました。

勘違いかもしれませんが。笑。

脳は静かにギンギン…

とても面白かったのと同時に、物理的には離れている相手となんやら近い!
口や脳が勝手にコミュニケーションを取ろうとしたがる。
おそらく皆さんが同じような催眠術にかかって、インタラクションを起こさずにはいられないというような状況になりやすいのではないか?など思いながら参加していました。
結果的にイイ!ディスカッションが出来たように感じますし、これが横並びのパネラーだったらこうなったのか?比較検討できれば面白いように思います。

終了後に、実在するリアルなプレゼンターにも何人かお会いして、なんだかとても懐かしいような、昔から知ってるようなフィーリングもありました。
そのあたり、掘り下げると、早くシンパシーが得られて、深まるツールになりそうな。
さらには逆に、対立も深まるのか?
XR空間で爆弾や宇宙兵器が飛び交うようなことになるのか、そのあたりはわかりませんが、各国の首脳会談とかやってみてもらいたいものです。笑。

まあ、そうは言ってもあの場で喋ったことが現実化しないことにはなんにもならないし、喋った前と後で世界が何も変わらないのは嫌なので、みんなと連絡取り合って、西村さんになにかを立ち上げていただきたいものです。

個人的には茶室をつくってもらって、じいっとお客さんが来るのを待っている爺さんになりたいかなあ。
誰もが来れるような幽玄な庵を作って皆様をお待ちしたいです。

冴えた脳天でぎゅうぎゅうで、きっと賑やかな茶室に。

 

■株式会社フジテレビジョン 下川 猛 様

このようなカンファレンスがXR空間で開催され、参加させていただけて、大変貴重な経験をさせていただきました。
新型コロナウイルスの状況下に於いて、離れた場所から、距離を超越して、このような会合が開催できるのは、例えるならば、立場や身分関係なく、いろいろな方が秘密の地下サロンで未来について話しているようで、とてもワクワクしました。(ヴァーチャルハグにもドキドキしました。)
通常のテレカンのような映像と音声だけではない、3次元のカンファレンスが進化すると、きっと未来に向けた新しい発想を生み出すきっかけになると思います。
今回は参加させていただき、ありがとうございました。

 

■RKB毎日放送株式会社 金城 らんな 様

以前番組で「VR空間で番組反省会をしよう」というか企画や、「VR合コン」という企画でSynamonさんのNEUTRANS BIZを使用させていただきました。

普段から仕事でもプライベートでもバーチャル空間に入り浸っていますが、自分がなんらかの発表をするためVR空間を活用するというのは初めてだったのでドキドキでした。

バーチャル空間ではアバターのため表情がでない、目線が気にならないというのが壇上に立って思ったことです。
吃音症やチック、緊張による嫌な汗など、人によっては人前で話す上でのコンプレックスを持っている方々がたくさんいると思います。
そういう人たちでも壇上に立って話すことができる、VRという空間が新たな発表・意見交流の場として普及して、今まで以上に楽しい未来がたくさんの人と共有できれば最高に素敵だと思いました。

 

■株式会社テレビ東京 加瀬 未奈 様

バーチャル空間は、ヘッドマウントディスプレイを着用した途端、気を取られるモノが何も無い、”洗練された空間”が広がっていました。さらに、バーチャルという皮を被ることで、顔出しでは出せない素の自分をさらけ出し、ありのままの姿でピッチを行うことができました。何より、その空間で行われる会話の一つ一つが、VRが引き起こす”没入感”によって集中力が研ぎ澄まされた状態で頭に流れ込んできました。

ピッチの内容もまた、報道に携わる人、技術に特化した人、バラエティを制作している人など、同じテレビ作りを行っているにも関わらず、まるでベンチャー企業が集まってピッチを行っているかのように多種多様な視点の話を聞くことができました。共通しているのは、皆「テレビの今後はどうすればもっと良くなるか」という課題に真剣に立ち向かっていることです。地方局もキー局も関係なく、同じ課題に立ち向かってディスカッションした2日間は、私にとってかけがえのない貴重な経験となりました。

また開催する際は是非参加させて頂きたいと思うと同時に、”バーチャルピッチ”というここで生まれた1つのコンテンツとして、今後の発展が楽しみです。

 

■静岡放送株式会社 和田 啓 様

静岡と福岡と東京の距離感を一瞬のうちにゼロにして、立体的なコミュニケーションを実現する挑戦的な取り組みにいまだにワクワクが止まりません。
VR空間での没入感は、アバターの奥にいる人の「感情」や「熱量」をその動きとともに伝えてくれたように思いました。
同世代の皆さんがテレビの枠組みを簡単に飛び越えようとしている姿に刺激を受け、ローカルから改革の火を灯していきたいと強く思っています。
地域をつなぐ横の連帯ができたことに感謝です!ありがとうございました!

 

■株式会社毎日放送 東京制作局 制作部 原田大地 様 

貴重な機会をありがとうございました。

全てが初めてでしたが、終わったあとの高揚感が言葉ではなんとも表現しづらくて・・・
誰かにドンと背中押された気分というか、テーマ通り火がついた感覚というか、体がじわじわ熱かったです。

ここから何をするかというよりも、ここから何を始めるかやな。と思いました。
「XRによって、考えている世界がどんどん具現化できる。」ということが今回わかったこと。
「何ができるか」を考えるより、「何をしたいか」と考える方が、XRの世界では面白いモノが作れると思います。
特に根拠はないですが、XRでは「何かが起こりそう…」感が常にあって想像がどんどん広がっていきました。

僕はありとあらゆる垣根を超えた、世界で一番面白い祭をXR上でやりたい。
多方面に繋がりがあって、コンテンツを創るノウハウが備わっているテレビ局が先導してこそ意味があると思っています。

あとは・・・

スキャンして自分を投影できて・・・みたいな意見もあったけど、
ヨーダにも、トニー・スタークにも、なりたい自分になれる場所がXR。ここにヒントがある気がします。

娯楽が少なかった時代のテレビと、娯楽が溢れている現代のテレビとでは、役割や概念が変わってくるのは当たり前。
ただ、強く思うのは、いつまでも生活に根付いているもので、面白い存在でありたい。ということです。
人が「面白い」と思わず体が反応してしまうような瞬間をこちらからつくれたら最高ですよね。

このタイミングでみなさんと出会えたこと、僕にとって財産です。
なんでもお手伝いさせてください。ブチかましましょう。

 

■株式会社フジテレビジョン 枝根 聡樹 様

VRのカオス空間でのプレゼンテーションは刺激的でした。
視覚の量的刺激が多すぎると、聴覚が鈍る場面があり、傾聴するための工夫がVR空間で補完できると、更によいピッチ体験になるのではと感じました。
どうもありがとうございました!

 

■株式会社テレビ朝日 増澤 晃 様

「正直、なめてました。」「面白くならないと、思い込んでました」
それは真夏を過ぎたころ、突然、「VR空間でトークセッションをしませんか?」と誘っていただいたところから始まりました。

1週間前の技術リハで、実際にVR空間で、何ができるかを確認をしましたが、
そのときも「どうせVR実験で、技術検証で、ぎこちなくて終わるだろう」と、まだ、ピンときてませんでした。

しかし、Z世代ピッチの1日目に、VR空間で、遠巻きのガヤ参加をして、
3人の若手が、VR空間の中で、伝えるために「自分の言葉」で話す姿に、ようやく、面白さを感じました。

いよいよ、自分が登壇をするZ世代ピッチの二日目。
テーマを出して、ディスカッションをするという、ありがちなプレゼンスタイルが、
VR空間だと、脳みそが没入しているからこそなのか、言葉を全員が1つ1つ拾う、という、「言葉を大事にするセッション」になりました。
ヘッドセットをつけて参加している人間は、脳みそが拡張された感覚を得れました。それが、VR空間ビジネスセッションの意義だとおもいます。
今回、360度映像、写真に移動してトークは、記憶の刺激を得れました。
圧倒的な没入感の中でコンテンツ作りのヒントは、記憶の刺激、言葉を聞く集中力増加、視点の発散かも、とおもいました。

一方で、通常の映像配信で、聞いている聴講者の感想を聞いたのですが、そこまで絶賛ではありませんでした。理由は、①資料を見せたいのであればzoomのような資料プレゼンのほうが頭に入る。②アバター特有の無表情で誰が喋っているのがわからない、でした。

でも、これは、僕は、VR空間ではなく、配信でみている映像演出を別途進化することで、テクノロジーでの解決をSynamonさんに、とっても期待していますし、
その進化があれば、来年、もっと、面白くなるとおもいました。

VR空間にいるからこその脳みその拡張と、VR空間にいない視聴者視点を、それぞれ、進化させてほしい、と思います。

ありがとうございました。

 

■日本テレビ放送網株式会社 データマネジメント室R&Dラボ 久野 崇文様

VR空間でピッチイベントをやると言われ、最初はあまりイメージができなかったのですが、リハーサルで会場にログインしてすぐ、あ、これは全然いけるしめっちゃ面白い!わくわく感しかない、と思いました。資料画面やオブジェクトも簡単に出せますし、大きさも位置も自由自在。今回はあまり冒険できませんでしたが、プレゼンの方法もめちゃくちゃ進化させられる可能性を感じました。
16:9画面の枠という制約がない世界で、境界を取っ払うというテーマで話せたのも良いパッケージになっていたのかと思います。360°カメラで切り取った空間に入り込めるのも、移動の制限がある今だからこそ強く価値が感じられるものでした。願わくば資料画面なども制限なく出せるとありがたかったですが、それはまたの機会に!
没入感は強烈で、終わってヘッドセットを外した時の寂しさがすごかったです笑
XRが普及した世界を考える、想像を膨らませるよいきっかけにもなりました。ありがとうございました。